生命科学_医薬

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ミグルスタットのドラッグリポジショニングによる特発性肺線維症治療薬

2023/09/26 15:13 By Tech Manage - コメント
既存のIPF治療薬の作用点である炎症性サイトカインの抑制やFGFR阻害とは異なる作用点 肺線維症だけでなく肝線維症の治療効果も確認されており、強皮症など他の線維症に関する適用拡大も期待される

単純性血管腫のレーザー治療用増感剤

2023/09/26 10:28 By Tech Manage - コメント
  • 人工赤血球は赤血球の1/30の大きさで特徴的な血管内分布を示し、血管の光吸収増加/血管周囲組織の光吸収減少/血管内皮への効率的な伝熱により、血管の太さや深さに依らす赤あざの病的血管に対してレーザー治療による血管障害治療効果を示す。
  • 光分解で遊離した一酸化炭素の強力な抗酸化・抗炎症作用が血管周囲組織の熱損傷の二次進行を阻害する。

iPS細胞由来の腸管オルガノイドを使った薬剤評価系

2023/09/01 17:56 By Tech Manage - コメント
既存の腸管上皮細胞に比べて、構造や関連遺伝子の発現が生体腸管に近い性質を持つ細胞での薬剤評価が可能 疾患特異的iPS細胞を使用することで病態モデルへの展開も期待される 2次元培養系を元にしたOrgan-on-chipの開発も可能

経口投与型インスリン製剤

2023/08/24 14:55 By Tech Manage - コメント
腸管吸収効率の高いペプチドDDS技術を採用したインスリン経口製剤。経口薬;本発明のペプチドと、既存の注射製剤にも用いられているインスリンの混合のみ。有効性確認済;in vivo実験データあり

高効率なダイレクトリプログラミング法を用いた軟骨再生医療

2023/08/08 16:55 By Tech Manage - コメント
豊富に存在する線維芽細胞や脂肪由来幹細胞などから時間・培養コストをかけずに多量の軟骨細胞を誘導することが可能 リプログラミング因子の導入にセンダイウイルスベクターを用いることで腫瘍化リスクが低減された 生体適合性の基材と組み合わせることで軟骨再生デバイスの開発も可能

可溶型CD155を標的とする新しい腫瘍免疫治療抗体

2023/07/20 15:39 By Tech Manage - コメント
PD-1やCTLA4などの抑制性受容体の阻害ではなく、免疫細胞の活性化を誘導するメカニズム 併用により既存の免疫チェックポイント阻害剤の効果を増強することが期待される

甲状腺ホルモン受容体β(THRβ)選択的アゴニスト化合物

2023/06/27 15:01 By Tech Manage - コメント
既存の甲状腺ホルモン(TH)アナログ化合物よりも優れた低分子化合物であり、NASH・脂質代謝異常症・肥満の治療薬に適用可能 新規合成化合物 高いTHRβ選択性 高い安全性

抗インフルエンザウイルス薬

2023/06/14 20:59 By Tech Manage - コメント
インフルエンザウイルス複製開始プロセス(cap snatching)に必須の宿主酵素MTr1を特異的に阻害する抗インフルエンザウイルス薬。従来の抗インフルエンザウイルス薬と全く違う標的、併用による相乗効果。宿主酵素を標的とするため薬剤耐性が出現しにくい

細胞老化およびBRONJの治療・予防薬

2023/06/07 14:25 By Tech Manage - コメント
特定のmiRNAを有効成分とする細胞老化およびビスフォスフォネート関連顎骨壊死(BRONJ)の治療・予防薬。これまで治療・予防方法のなかったBRONJに対する新たな治療・予防薬

メタロ-β-ラクタマーゼ阻害剤

2023/05/30 12:54 By Tech Manage - コメント
スルファモイル基とカルボキシル基をもつ新規のメタロ-β-ラクタマーゼ阻害。NDM-1、IMP-1およびVIM-2を含む主要なメタロ-β-ラクタマーゼに対する阻害効果 スクリーニングとβ-ラクタマーゼ結合解析によりデザイン・最適化された新規化合物 低い細胞毒性とマウス急性毒性を示し、マウス感染実験で有効性を確認

潜伏感染再活性化剤を⽤いた抗HIV併⽤治療

2023/05/26 19:17 By Tech Manage - コメント
新たなHIV潜伏感染再活性化剤である天然化合物、およびそれを用いた抗HIV併用治療。HIV潜伏感染細胞に対する高い再活性化能と選択的アポトーシス誘導能。既存抗HIV治療薬との併用でHIV潜伏感染細胞を完全に除去。大量合成可能

メタロβラクタマーゼ阻害剤

2023/05/22 13:55 By Tech Manage - コメント
βラクタムおよび金属キレート構造をもつメタロβラクタマーゼ阻害剤。既知の金属キレート剤単独のメタロβラクタマーゼ阻害剤よりも高い阻害効果。NDM-1およびIMP-1を含む広範囲のメタロβラクタマーゼ阻害効果。低い細胞毒性・マウス急性毒性。新規化合物

眼トキソプラズマ症の簡易迅速診断および治療薬

2023/05/17 11:47 By Tech Manage - コメント
眼内に移行したトキソプラズマ原虫の硝子体液中バイオマーカーを特定し、簡易迅速診断方法と眼内投与治療方法を開発。 網膜脈絡膜炎においてトキソプラズマ性を簡易かつ迅速に診断できるキット。上記診断に基づいて選択される眼内投与治療薬(既存薬のリフォーミュレーション)

骨形成促進剤の候補化合物

2023/04/13 20:57 By Tech Manage - コメント
骨芽細胞特異的にRunx2遺伝子を発現、in vivoで骨量増・骨形成促進を実証済。Advantage and Core Benefit。Runx2遺伝子を骨芽細胞特異的に発現させて骨形成を促進し、軟骨への影響はない。in vivo実験でビスホスホネートと比較して骨量などが有意に増加した。骨組織形態計測により骨形成促進を確認済。研究者は骨および軟骨の形成機構の解明と治療薬の探索に関する知見が豊富。

脳障害を内在性の新生ニューロンにより治療する

2023/03/09 13:01 By Tech Manage - コメント
細胞の誘導路となる自己組織化ペプチドを脳内に注入すると損傷部にニューロンが移動し神経再生が活性化する。神経幹細胞の損傷部への移動とニューロンへの分化メカニズムに基づく新しい治療コンセプト 脳障害だけでなく脳梗塞に対する治療への展開も期待される 神経幹細胞を用いた再生医療において脳内の任意の部位にニューロンを分布できる可能性がある

抗肥満・抗糖尿病治療薬

2023/02/10 16:19 By Tech Manage - コメント
  • 褐色脂肪細胞の活性化や、白色脂肪細胞のベージュ化を促進する内在性の分泌性タンパク質
  • 同タンパク質は、これまでに別の疾患の治療薬として臨床応用の実績あり
  • 標的メカニズムをベースにして、同タンパク質に代わる低分子化合物の開発の可能性あり

AIを用いた血中ナトリウム濃度の予測システム

2023/01/20 17:33 By Tech Manage - コメント
対象者より取得するいくつかの予測因子を入力することにより、将来時刻における血中ナトリウム(Na)濃度を予測するAIであり、血中Na濃度の適正な補正が可能となり、低ナトリウム血症に起因するリスク症状の予防につながる。専門医を必要としない予測システム。Na濃度のモニタリング頻度を減らすことが可能。

腸内細菌叢に着目した前立腺癌の診断・治療薬開発

2022/12/26 16:15 By Tech Manage - コメント
日本人における高悪性度の前立腺がんに特徴的な腸内細菌叢を発見、本腸内細菌叢をターゲットとした診断や治療薬開発が期待できる。高悪性度の前立腺がんに対し、PSA検査よりも感度・特異度、AUCが高い

HFpEF治療薬

2022/10/04 16:04 By Tech Manage - コメント
心筋における抗線維化因子を誘導する新規メカニズム。心臓の線維化を抑制するMeflin分子の発現メカニズムに注目した新しい治療コンセプト。HFpEFの動物モデルで候補化合物Xが効果(拡張不全の改善)を示した。リポジショニングだけでなく抗線維化因子の誘導剤の新薬開発も可能。

IgG型二重特異性抗体

2022/09/27 12:27 By Tech Manage - コメント
  • 副産物を理論上生じない構造。
  • 副産物に基づく副作用リスクの回避と製造における分離精製工程の簡便化を可能とする。
  • IgG型抗体と同等の特性・安定性。
二重特異性抗体は2つの異なる抗原、あるいは同じ抗原の2つの異なるエピトープを同時に結合する抗体分子であり、2つのモノクローナル抗体が相乗的に作用することにより優れた効果が期待されており、がん免疫療法や自己免疫疾患治療など様々な研究開発が盛んに行われている。その中でも、 IgG 型二重特異性抗体は、物性や活性などが優れていることから、注力して開発が行われている。
IgG 型二重特異性抗体は基本的に 2 種類の重鎖と 2 種類の軽鎖の計 4 種類のポリペプチド...
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