生命科学_試薬・R&D

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細菌由来の膜小胞による抗生物質や核酸のデリバリー

2024/04/16 16:39 By Tech Manage - コメント
膜小胞を介して直接菌体にアクセスするため特定細菌に対する特異性を高めた治療が可能 細菌特異性を高めることで、意図しない一般細菌の耐性菌化を抑制させることが期待される 破裂性溶菌(Explosive cell lysis)による膜小胞の量産化が可能 バイオフィルムなどの障壁があっても菌体に送達できる可能性が高まる

膜小胞を利用したバイオセンサー用電極触媒

2024/03/27 11:56 By Tech Manage - コメント
微生物のもつ膜小胞形成の機構を利用するため、単離精製や調製等のコストや手間が大幅に削減。 膜小胞に包むことで酵素を保護し、外部からの刺激に対する耐久性や安定性が向上。 今まで単離できなかった膜タンパク質の酵素も利用できるため、新しいセンサーの開発が期待できる。

ES細胞やiPS細胞の分化誘導に適した培地

2024/03/19 12:47 By Tech Manage - コメント
メチオニンを除去し亜鉛の含有量を制御した培地を用いることで、未分化細胞を排除し、幹細胞の分化を促進することが可能 インスリン様成長因子と亜鉛の含有量を制御した培地を用いることで、多能性細胞からインスリン産生細胞を分化促進が可能

栄養外胚葉への特異的な形質転換

2024/03/15 12:08 By Tech Manage - コメント
手技の簡便さ:受精胚の取扱いにおいて、透明帯の除去工程が不要 安全性:ゲノムには遺伝子導入されない

高効率なペプチド化学合成用可溶化ユニット/合成ユニット

2024/03/12 14:13 By Tech Manage - コメント
ペプチド中間体の汎用性が高い、C末端カルボキシル基をターゲットとした可溶化ユニット 合成終盤で溶解性を付加でき、トライアンドエラー少なくハンドリングが可能 非天然アミノ酸を利用したペプチド合成に利用可能 アスパルチミドの副生をコントロール可能なアスパラギン酸合成

未分化多能性幹細胞の選択的除去技術

2023/12/14 13:19 By Tech Manage - コメント
多能性幹細胞(PSC)を細胞源とする細胞移植治療における奇形種形成のリスクを回避する DHODH阻害剤の一部は免疫抑制剤等として臨床利用されている

自動細胞培養装置に適したセルカルチャーインサート

2023/11/14 11:54 By Tech Manage - コメント
インサートに触れずに培地交換が可能で培地交換操作の容易化およびスピードアップが見込める。 ウェルプレート底面まで容易にチップ先端が届き、少量の培地でも傾ける必要がない。  インサートに触れずに培地交換が可能なため、細胞に与える剪断力が軽減し、培養の安定化、弱付着性細胞の培養化を可能にするだけでなく、卵子など培養細胞がウェル中で失われることを防ぐ。 手順の簡易化、迅速化に伴うコンタミネーションの抑止

次世代シーケンサー/Microarray解析によるがん・がんサブタイプ予測

2023/09/29 11:08 By Tech Manage - コメント
トランスクリプトーム解析手法・装置・データセットの違いによる誤差に影響されない。 特定の腫瘍マーカーのみに限定するのではなく、網羅的データを活用する。 がん以外の様々な疾患にも適用できる。 異なる網羅的解析スタディ間(マルチオミックス解析)にも適用できる。

多疾患の標的として注目のミトコンドリアに局在する医薬品開発のためのホスホニウム化合物合成

2023/08/21 11:28 By Tech Manage - コメント
出発物質の物性や薬理活性を保存可能な合成手法。可視光と光触媒のみで反応する、廃棄物のない環境適応性・コストメリットの高い導入プロセス。1Step合成で高収率。既に10種以上(平均収率90%)の合成実績あり

長鎖プラスミドDNAのトランスフェクション試薬

2023/08/17 14:10 By Tech Manage - コメント
従来試薬では難しかった10kbps以上の長鎖プラスミドDNAを高効率にトランスフェクションできる。細胞毒性なし。 容易に調製でき、試薬キット化が可能。

高分子の精密かつ迅速な分解速度測定

2023/07/11 14:37 By Tech Manage - コメント
高分子の精密かつ迅速な分解速度測定
プラスチックなどの合成高分子の水中の分解速度を、夾雑物を含む環境下であっても、電気などを用いずに光学顕微鏡で測定できる。経時的なサイズ変化を蛍光波長の変化から精緻に検出できるため、例えば重量計測で数日必要な重量変化の傾向を1時間程度の短時間で測定可能。 海洋生分解性プラスチックの分解や、細胞内のタンパク質分解活性、セルロース系エタノール発酵の酵素活性など、ラボスケールでの微生物や酵素、触媒などのスクリーニングに適用可能。

CreとLoxPの受精卵への同時導入を可能にするベクター

2023/06/23 14:35 By Tech Manage - コメント
  • Cre-LoxP配列の受精卵への導入が一度で完了することで交配にかかる時間コストを削減
  • 大腸菌体内で発現させたくない遺伝子配列をコードするベクターにも適用可能

Cre-LoxPマウスは、Creマウスと特定配列をLoxP配列で挟んだベクターを導入したFloxマウスを交配させて作製する。例えば2色の蛍光たんぱく質(GFP, mCherry)による組織特異的なレポーターマウスを作製する場合には、①組織特異的プロモーターに連結したCre配列②ユビキタスプロモーターに連結したFlox化GFP③mCherryを連結させたベクタープラスミドを導入すれば、理論的には交配の過程を経ることなく組織特異的にmCherr...

実廃水から発電+リン回収する廃水処理装置

2023/05/08 11:46 By Tech Manage - コメント
微生物燃料電池(微生物の働きにより廃水中有機物から発電)を用いて、発電と同時に廃水中のリンを回収できる廃水処理方法。有機性廃水の処理において電気エネルギーを回収し、CO2排出量を削減する。同時に廃水から有効資源であるリンを回収する

質量分析イメージングアクセラレーター(MSIA)

2023/03/09 13:01 By Tech Manage - コメント
質量分析装置(MALDI-TOF/MS又はLC-MS/MS)に組み合わせて、高精度の自動3D質量分析イメージングを可能にするアクセラレーターシステム。LC-MS/MSを用いることにより、従来のMALDI-TOF/MS高解像度質量顕微鏡に比べて、より精密な測定が可能。従来の高解像度質量顕微鏡の2次元最高分解能5µmに対し、1µm以下の3次元空間分解能。MALDI-TOF/MSを用いる場合、検体のイオン化干渉を制御することにより、従来は検出できなかった高分子成分や難溶性ペプチド分子も網羅的に検出可能。本研究室にてMSIA試作品を用いてシグナルペプチド等の解析を実施中

胆管と接続した肝オルガノイド(HBTO)を用いた新たなNASH Ex vivoモデル

2023/02/07 14:24 By Tech Manage - コメント
肝オルガノイド構築と脂肪肝病態を短時間(3~4週間程度)で誘導可能なモデル。肝細胞への遊離脂肪酸(FFA)の蓄積状態をリアルタイムで把握できるモデル。脂肪肝病態進行過程でのCYP活性プロファイル変化を解析可能。ヒト肝細胞とマウス胆管上皮細胞の共培養をオルガノイド構築と病態誘導に適用可能。

iPS細胞からの血管内皮前駆細胞(EPC)の高純度分化誘導脳毛細血管内皮様細胞(iBMELC)を用いたBBBモデル

2022/11/17 13:54 By Tech Manage - コメント
iPS細胞から誘導した血管内皮前駆細胞 (iEPCs)からのiBMELCs分化誘導の最適化により、遺伝子発現やバリア機能がヒトのBMECsに近い細胞の誘導に成功。iEPCsはiPS細胞からの誘導や拡大培養、凍結保存が容易で凍結細胞を分化源とすることが可能。ペリサイトやアストロサイトとの共培養による汎用性の高いヒトBBBモデルの開発が可能。

血管バリアを標的とする感染症治療薬の共同開発

2022/11/14 14:21 By Tech Manage - コメント
血管内皮細胞間のタイトジャンクションを形成するClaudin-5(CLDN5)機能を亢進し、新型コロナウイルスを含む病原体による血管バリア破綻を防止。新型コロナウイルス感染患者肺においてCLDN5発現量低下と血管バリア破綻を確認済。CLDN5発現増強効果のある既存薬フルバスタチンによる血管バリア破綻抑制を確認済。重症患者で血中CLDN5濃度が低下し、バイオマーカーとなる可能性を確認済み。独自のCLDN5結合アッセイ系による新規低分子化合物のスクリーニング。独自の血管バリア破綻モデルアッセイ系による新規候補化合物の評価。血管バリアを制御する複数の抗体および低分子化合物を取得済。

人工シャペロン

2022/09/16 16:05 By Tech Manage - コメント
ストリッパー分子を必要としないタンパク質リフォールディング試薬。シクロデキストリン等のストリッパー分子が不要なので、使用後は遠心分離によるシャペロン分子の除去によるタンパク質の精製が可能。3種類の酵素タンパク質で効果を実証済み、疎水性、相転移温度の調節で、様々な性質のタンパクへ適用可能性。人工シャペロンはポリビニルアミンから簡易なプロセスで製造可能。