生命科学_試薬・R&Dとして分類されたブログ

生体コラーゲン線維の高感度リアルタイム蛍光標識法

2024/09/10 16:40 - By Tech Manage - コメント
本蛍光プローブはコラーゲン線維を簡単かつ高感度に蛍光標識できる。 本蛍光プローブは長期間蛍光が退色せず、細胞毒性も極めて低い。 2種のプローブを使用し、組織の成長過程における異なるタイミングでのコラーゲン線維の成長をそれぞれ標識し追跡するパルスチェイス観察も可能。

筋衛星細胞の効率的未分化培養技術

2024/09/03 11:33 - By Tech Manage - コメント
培養した筋衛星細胞は未分化性・再生能力が高いことをマウス・ヒトで確認済。 使用されるラミニンはすべて市販品で対応可能。

初代肝細胞を接着型細胞に誘導する方法

2024/08/15 10:35 - By Tech Manage - コメント
得られた接着型肝細胞の酵素実験、継代培養、スフェロイド培養、凍結保存が可能 安価な浮遊型細胞の高付加価値化につながり、用途も大きく広がる 1か月の長期培養も可能で、慢性毒性試験など長期培養が必要な研究への応用も期待される

細胞‐微生物相互作用を評価するためのプレート培養用アタッチメント

2024/08/09 14:21 - By Tech Manage - コメント
細胞と微生物を培養するトランスウェルをそれぞれ分離することができる 微生物と細胞の接触がなくなることで、微生物が細胞に与えるダメージが大幅に低減する 液体パラフィンを利用して微生物培養用のトランスウェルのみを嫌気条件にできる 既存のプレートやトランスウェルを使用して多検体の同時培養が可能

mRNA医薬の発現効率を高める脂質ナノ粒子の製造方法

2024/07/03 11:06 - By Tech Manage - コメント
既存の溶媒希釈法における溶媒を工夫する新しいコンセプト イオン化脂質の種類の影響は殆どない

タンパク質細胞導入剤

2024/05/29 10:52 - By Tech Manage - コメント
アニオン性タンパク質輸送用およびカチオン性タンパク質輸送用の化合物があり汎用性が高い。私たちは様々なナノカーボン化合物を用いてHela細胞へのタンパク質輸送実験を行ったところ、カチオン性およびアニオン性タンパク質それぞれに細胞内輸送効果を持つ化合物を見出した。市販のタンパク質細胞導入試薬(ProteoCarry、PULSin等)と比べ同等以上の輸送効率を示した

近赤外蛍光色素

2024/05/28 16:02 - By Tech Manage - コメント
近赤外領域にあたる約 700 nm の光を吸収し、 800~900 nm の蛍光を発する分子群。 高いモル吸光係数(ε)と大きいStokesシフト。 溶液だけでなく、薄膜中でも強く発光。

医療トレーニング/研究/薬剤評価用 心筋症モデル由来摘出灌流心ex vivoモデル

2024/05/14 11:30 - By Tech Manage - コメント
生体外で拍動を維持するブタ心臓モデル 麻酔薬を灌流し、致死的頻脈性不整脈(心室頻拍、細動)の発生が実験的に再現可能 心電図や高速度カメラ等の計測系と連動し、疾病・治療アプローチに関する定量データが収集可能

細菌由来の膜小胞による抗生物質や核酸のデリバリー

2024/04/16 16:39 - By Tech Manage - コメント
膜小胞を介して直接菌体にアクセスするため特定細菌に対する特異性を高めた治療が可能 細菌特異性を高めることで、意図しない一般細菌の耐性菌化を抑制させることが期待される 破裂性溶菌(Explosive cell lysis)による膜小胞の量産化が可能 バイオフィルムなどの障壁があっても菌体に送達できる可能性が高まる

膜小胞を利用したバイオセンサー用電極触媒

2024/03/27 11:56 - By Tech Manage - コメント
微生物のもつ膜小胞形成の機構を利用するため、単離精製や調製等のコストや手間が大幅に削減。 膜小胞に包むことで酵素を保護し、外部からの刺激に対する耐久性や安定性が向上。 今まで単離できなかった膜タンパク質の酵素も利用できるため、新しいセンサーの開発が期待できる。

ES細胞やiPS細胞の分化誘導に適した培地

2024/03/19 12:47 - By Tech Manage - コメント
メチオニンを除去し亜鉛の含有量を制御した培地を用いることで、未分化細胞を排除し、幹細胞の分化を促進することが可能 インスリン様成長因子と亜鉛の含有量を制御した培地を用いることで、多能性細胞からインスリン産生細胞を分化促進が可能

栄養外胚葉への特異的な形質転換

2024/03/15 12:08 - By Tech Manage - コメント
手技の簡便さ:受精胚の取扱いにおいて、透明帯の除去工程が不要 安全性:ゲノムには遺伝子導入されない

高効率なペプチド化学合成用可溶化ユニット/合成ユニット

2024/03/12 14:13 - By Tech Manage - コメント
ペプチド中間体の汎用性が高い、C末端カルボキシル基をターゲットとした可溶化ユニット 合成終盤で溶解性を付加でき、トライアンドエラー少なくハンドリングが可能 非天然アミノ酸を利用したペプチド合成に利用可能 アスパルチミドの副生をコントロール可能なアスパラギン酸合成

次世代シーケンサー/Microarray解析によるがん・がんサブタイプ予測

2023/09/29 11:08 - By Tech Manage - コメント
トランスクリプトーム解析手法・装置・データセットの違いによる誤差に影響されない。 特定の腫瘍マーカーのみに限定するのではなく、網羅的データを活用する。 がん以外の様々な疾患にも適用できる。 異なる網羅的解析スタディ間(マルチオミックス解析)にも適用できる。

長鎖プラスミドDNAのトランスフェクション試薬

2023/08/17 14:10 - By Tech Manage - コメント
従来試薬では難しかった10kbps以上の長鎖プラスミドDNAを高効率にトランスフェクションできる。細胞毒性なし。 容易に調製でき、試薬キット化が可能。

実廃水から発電+リン回収する廃水処理装置

2023/05/08 11:46 - By Tech Manage - コメント
微生物燃料電池(微生物の働きにより廃水中有機物から発電)を用いて、発電と同時に廃水中のリンを回収できる廃水処理方法。有機性廃水の処理において電気エネルギーを回収し、CO2排出量を削減する。同時に廃水から有効資源であるリンを回収する

胆管と接続した肝オルガノイド(HBTO)を用いた新たなNASH Ex vivoモデル

2023/02/07 14:24 - By Tech Manage - コメント
肝オルガノイド構築と脂肪肝病態を短時間(3~4週間程度)で誘導可能なモデル。肝細胞への遊離脂肪酸(FFA)の蓄積状態をリアルタイムで把握できるモデル。脂肪肝病態進行過程でのCYP活性プロファイル変化を解析可能。ヒト肝細胞とマウス胆管上皮細胞の共培養をオルガノイド構築と病態誘導に適用可能。

iPS細胞からの血管内皮前駆細胞(EPC)の高純度分化誘導脳毛細血管内皮様細胞(iBMELC)を用いたBBBモデル

2022/11/17 13:54 - By Tech Manage - コメント
iPS細胞から誘導した血管内皮前駆細胞 (iEPCs)からのiBMELCs分化誘導の最適化により、遺伝子発現やバリア機能がヒトのBMECsに近い細胞の誘導に成功。iEPCsはiPS細胞からの誘導や拡大培養、凍結保存が容易で凍結細胞を分化源とすることが可能。ペリサイトやアストロサイトとの共培養による汎用性の高いヒトBBBモデルの開発が可能。

血管バリアを標的とする感染症治療薬の共同開発

2022/11/14 14:21 - By Tech Manage - コメント
血管内皮細胞間のタイトジャンクションを形成するClaudin-5(CLDN5)機能を亢進し、新型コロナウイルスを含む病原体による血管バリア破綻を防止。新型コロナウイルス感染患者肺においてCLDN5発現量低下と血管バリア破綻を確認済。CLDN5発現増強効果のある既存薬フルバスタチンによる血管バリア破綻抑制を確認済。重症患者で血中CLDN5濃度が低下し、バイオマーカーとなる可能性を確認済み。独自のCLDN5結合アッセイ系による新規低分子化合物のスクリーニング。独自の血管バリア破綻モデルアッセイ系による新規候補化合物の評価。血管バリアを制御する複数の抗体および低分子化合物を取得済。

人工シャペロン

2022/09/16 16:05 - By Tech Manage - コメント
ストリッパー分子を必要としないタンパク質リフォールディング試薬。シクロデキストリン等のストリッパー分子が不要なので、使用後は遠心分離によるシャペロン分子の除去によるタンパク質の精製が可能。3種類の酵素タンパク質で効果を実証済み、疎水性、相転移温度の調節で、様々な性質のタンパクへ適用可能性。人工シャペロンはポリビニルアミンから簡易なプロセスで製造可能。