生命科学_その他として分類されたブログ

自由視点映像を利用した手術撮影システム

2024/11/01 14:32 - By Tech Manage - コメント
術者と術野の間に多視点カメラを配置して適切に観察視点を切り替えることにより、術野の遮蔽を防ぎながら撮影できる手術撮影システム 360度多視点カメラが配置・撮影されているため、術野が見えなくなることがない 本技術を用いて手術撮影システムを製品化・実用化していただける手術室の設備開発メーカーを募集

ランダム光による単回撮像の位相イメージング

2024/10/22 10:36 - By Tech Manage - コメント
複雑な光学系や参照光が不要 → 小型化・低コスト化が期待できる 従来の位相差顕微鏡では得られない詳細な定量情報が得られる 機械学習法を組み合わせることも可能であり、処理の高速化によるコストダウンも期待できる

自家軟骨の採取・培養が不要な軟骨欠損治療へ 骨接着強度の高いゲルインプラント材料

2024/09/11 11:44 - By Tech Manage - コメント
本研究室で開発された高強度ダブルネットワークハイドロゲル(DNゲル)によるオリジナル材料 ウサギ大腿骨顆部の骨欠損部への埋植実証済み サンプル提供、製造・成形技術の提供・アドバイスが可能

治療反応性や予後を予測する次世代診断法

2024/06/05 10:24 - By Tech Manage - コメント
少量の検体から複数のタンパク質間で生じる複雑な相互作用もしくは近接情報(多因子間相互作用)を一度に検出可能。 検体組織内の空間的な相互作用も解析でき、より生体内に近い情報が得られる。

ウイルスや生体内分子の超高感度検出を実現する新たな表面増強ラマン散乱(SERS)チップ

2023/10/06 14:23 - By Tech Manage - コメント
本ラマンチップは、高密度充填された金ナノ粒子/TiO2薄膜/金反射膜(CP-ATA)からなる強結合チップ構造である。本ラマンチップは、励起光を照射されたときに局在表面プラズモン共鳴を発生させ、かつ光反射層(金反射膜)および誘電体層(TiO2薄膜)は、励起光を照射されたときにファブリ・ペローナノ共振器として機能し、これにより、ラマン信号強度が下記図右のように励起位置に依存せず、空間的に均一な分布で計測され、再現性・定量性の高いSERSスペクトルが計測可能となる。

巨大DNA分子のサイズ分析法

2022/05/25 18:22 - By Tech Manage - コメント
DNA分子を外力により伸長し、再び戻るまでの緩和時間を測定することに基づく新しい方法を開発した。緩和時間は分子数に依存することが報告されており、緩和時間から分子サイズを同定することは、微量サンプルでの解析や解析の前処理、解析時間の短縮が期待される。本デバイスにおいて、DNA分子はマイクロ流路中でランダムコイル状の形態となっているが、電圧印加によりナノスリットを通らせ、分子を一次構造に引き延ばし、電圧印加を止めた際にそれが再びランダムコイル状に戻るまでの緩和時間を光学顕微鏡観察により測定する。

難溶性結晶化合物の乾式ナノ粒子化技術

2021/12/09 18:11 - By Tech Manage - コメント
  • 水中で不安定な化合物にも適用可能
  • 錠剤にする際の乾燥工程が不要
  • 結晶ナノ粒子であるためアモルファスよりも安定
  • 既存の二軸extruder装置を用いて製造可能

キノコ由来の新規酵素・リパーゼ

2021/12/09 17:04 - By Tech Manage - コメント
  • エステル加水分解による生分解性プラスチック分解促進、土壌改質性能等幅広い機能性・用途を期待
  • 酸性(pH3.5-5)、常温(10-35℃)の至適条件により、中性下で反応を停止可能
  • リコンビナント酵素(PgLip019028)を取得し、Pichia酵母発現系での製造方法を確立済み

ヒトiPS細胞由来腸管オルガノイドの腸内投与によるIBD治療

2021/06/29 17:28 - By Tech Manage - コメント
  • 腸管オルガノイドを腸内に直接投与することにより腸管組織再生を促すメカニズム
  • 腸管オルガノイドは生着せず脱離・排出されるため未分化iPS細胞腫瘍化リスクが低い
 腸管オルガノイドは、腸疾患や薬物動態の研究のための重要なツールであり、ヒトiPS細胞由来腸管オルガノイドは再生医療・細胞医療への展開が期待されている。
一方で、既存のiPS細胞からの分化誘導法では腸管オルガノイドの特徴である絨毛-クリプト構造が反映できない。また、マトリゲル包埋による培養では大量作製が難しく、治療用に使うには課題があった。


 発明者らは、分化誘導時の培養条件を工夫することで、マトリゲル等の生物材料を使用せずにヒトiPS細胞から生...

ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)心筋症モデルブタを用いた新薬共同探索のご提案

2021/05/24 16:29 - By Tech Manage - コメント
  • 中型動物で初めて確立されたBMD心筋症モデル
  • 麻酔投与により高確率で心臓機能低下(チアノーゼ・不整脈)を発症しヒトへの外挿性が高い
  • 血清心筋傷害マーカー・心電図・体色等で薬剤候補の治療効果評価・スクリーニングが可能

 ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)は、症状としてはデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)より軽症といわれるが、骨格筋の変性に先行して心筋に変性が出ることがある。歩行などの異常などに表れないため疾患に気づきにくく、心不全などが進行し、運動や麻酔などで突然死するリスクがある。

また、’20年にDMDの核酸医薬が開発されたことにより、DMDの症状が回復し軽症となったベッカー型と同様の状態の...

植物への高効率遺伝子導入能を付与したアグロバクテリウム菌

2021/05/11 22:28 - By Tech Manage - コメント
  • 従来法に比べて組換え植物の作出効率が向上
  • アグロバクテリウムによる遺伝子導入が困難とされていた植物種でも組換え植物の作出可能になることが期待される

 アグロバクテリウム法は、遺伝子を完全な形で植物に導入できることから、形質転換植物の作製に高頻度に用いられている。

しかし、アグロバクテリウム法による導入効率が低い植物種も多数存在することから遺伝子導入能力を促進したアグロバクテリウムの開発が望まれている。

 発明者らは形質転換時に植物体から放出されるGABA(γ-アミノ酪酸)やエチレンが、アグロバクテリウム菌の遺伝子導入に必要なTiプラスミドの複製・伝搬を抑制することで、形質転換効率の低下をもたらしている...

ヒト mPRα 及び新規プロゲスチンのスクリーニングシステム

2021/02/09 14:39 - By Tech Manage - コメント
  • 世界初、活性を有する精製ヒト mPR(membrane progesterone receptor)とその発現酵母
ウエスタンブロットにおける mPR タンパク質検出時の信頼性の高いスタンダード
他ステロイド膜受容体(mER、mAR 等)に関しても、類似方式で単離可能性あり

  • 新規プロゲスチン結合アッセイ
ヒトmPR の新規リガンドの大量スクリーニングが可能に
リガンド結合時の mPR 活性測定が可能
テスト化合物への特殊な処理を必要とせず、添加・蛍光測定のみにより結合有無を評価可能

高性能有機シンチレーター化合物のサンプル提供

2021/01/12 00:40 - By Tech Manage - コメント
  • アントラセンよりも高いシンチレーション効率を持つ化合物群
  • 高いシンチレーション効果かつ合成が容易な化合物をサンプル提供可能
 本発明者らは特徴的な構造を持つカーボン系化合物のライブラリおよびその合成技術を保有しており、その中の特定の合成化合物群が高いシンチレーション効果(特にβ線)を示すことを見出しました。

 これらの化合物群により、プラスチックシンチレーターや液体シンチレーターの感度を大幅に向上することが可能であり、シンチレーター分野の技術革新が期待されます。

 化合物群のうち、合成が容易な化合物についてサンプル提供が可能になりましたので、当該化合物のシンチレーター性能評価に興味のある企業を募集して...

精神・神経疾患に対する低周波微弱磁場装置によるミトコンドリア活性化治療

2021/01/12 00:39 - By Tech Manage - コメント
  • 微弱磁場でよいため低コストな装置で実現可能で副作用リスクが低い
  • パーキンソン病やうつ病等の精神・神経疾患に対する新たな治療法を提供
 研究者は低周波微弱磁場(Extremely low frequency fluctuation of weak magnetic fields; ELF-WMF)による生理的磁気刺激により、ミトコンドリアのファゴサイトーシス(マイトファジー)が活性化され、ミトコンドリアを活性することを同定した。更に、細胞のマイトファジーをより効果的に活性化する特定パターンの微弱磁場暴露方法を新たに開発し、動物実験によりパーキンソン病およびうつ病モデルに対する治療効果を確認した。EL...

神経軸索刺激による筋線維の収縮反応が観察できるドラッグスクリーニング用 in vitro モデルおよびデバイス

2021/01/12 00:34 - By Tech Manage - コメント

本技術の目的は、運動神経細胞と骨格筋の接着部である神経筋接合部 (NMJ)を in vitro で3次元的に再現し、神経刺激による筋線維の収縮反応等の解析用モデルおよびデバイスを提供し、神経筋疾患治療薬のスクリーンングを可能にするものです

  • 従来にない in vitro モデルデバイスです
  • 生体に近い3次元の骨格筋組織と運動神経細胞の共培養が可能であり、筋組織と運動神経細胞が区画化されているため、それぞれの細胞への刺激や解析を独立して行うことができます
  • 3次元筋組織のみのモデルデバイス単独でも筋組織の刺激や解析が可能です

新規なシアリダーゼ群およびそれらを用いたシアル酸多様性解析の共同研究のご提案

2021/01/12 00:32 - By Tech Manage - コメント

 新規なシアリダーゼにより効果的なシアル酸解析・処理が可能になる。
  • これまでにないKDNシアル酸に特異的なシアリダーゼ酵素
  • 中性領域で活性があり、シアル酸の全分子種(Neu5Ac、Neu5Gc、KDN)に活性のあるシアリダーゼ酵素

人工mRNAの細胞内発現の効率化カセット

2021/01/12 00:10 - By Tech Manage - コメント
想定用途
  • mRNAワクチンの抗原タンパク発現量の増加
  • Crispr/Cas mRNAに組み込むことによる遺伝子編集効率の向上
  • ウイルスベクターを使用しないiPS細胞の作製
 mRNA医薬はウイルスベクターを使う必要がなく、発がん等のリスクの低い遺伝子治療として注目されているが、人工mRNAは細胞内において不安定であることが大きな課題となっていた。
 発明者らは細胞での人工mRNAの分解機構の解明と安定化にする研究をすすめている中で、RNAの分解抑制ではなく翻訳効率を亢進させる機構に着目した。ある遺伝子の非翻訳領域を人工mRNAに組み込むことにより、導入細胞でのタンパク質の翻訳効率が向上することが示された...

非構造タンパク質等の構造予測ツール

2021/01/11 23:58 - By Tech Manage - コメント
  • 天然変性タンパク質(intrinsically disordered proteins, IDPs)や非構造タンパク質、ペプチドの全長構造予測
  • 抗体、膜タンパクなど、X線結晶構造解析でもランダムコイルやループ構造とされている領域(以下、非構造領域と呼ぶ)の水溶液中での構造予測
  • 非構造領域に薬剤が結合したタンパク質のNMR実測データとの照合
  • タンパク質の構造解析において、X線結晶構造解析で構造が決定されている部分がある一方、ランダムコイルやループ構造など、水溶液中での構造が不明なタンパク質も多い。
  • また創薬のターゲットであるTauやSynucleinなどのIDPsは非構造タンパク質である
  • これらのタンパク...