咳嗽モニター構築の為の解析・システム開発パートナーとのコラボレーションのご提案

2024/12/23 10:44 - By Tech Manage

Advantages

  • 軽量・小型・安価、且つ、臨床医療の場で使用可能な咳嗽モニター解析システム開発
  • 臨床医による医療機関ならではの収集データを用いたコラボレーション

Background and Technology

咳嗽は、疾患の一症状でもあるが、重症化した咳嗽は患者の体力消耗やQOLの低下を引きおこし、疾患によっては病態の進行に関わるにも関わらず、客観的・科学的な診断・治療が難しく、その改善はアンメットメディカルニーズである。当教室では、この現状を打破すべく、独自に咳嗽モニタリングデバイスの開発を進めており、最終的には安価で一般診療に広く普及する医療機器への応用も目指している。
現時点では、下に示すプロトタイプ機を用いて収集した咳嗽音データをもとに、下記A)B)の研究を順次計画している。本研究の推進にあたり、収集データの解析・評価システム構築は必要不可欠と考えているが、医学部にはそのノウハウをもつ人財が少ないため、協力可能なパートナー企業を求めている。特にAI技術を用いた解析や音解析に長けていることが望ましいと考えますが、研究に必要資金はいくつかの民間助成金も獲得しており委託内容によりお支払いいたします。
各呼吸器疾患の咳嗽を客観的で科学的なデータとして収集し、疾患の予後・重症度・進行などとの関連を明らかにする本研究を一緒に推進いただけるパートナー企業を募集致します。

Data

A)咳嗽の基礎データの集積とAI等を用いた咳嗽解析システムの構築
 将来的にはEHRとPHRと連携した咳嗽診療への応用

B)当教室の主要研究テーマである間質性肺疾患を中心とした疾患別の咳嗽データの集積と咳嗽の特徴の解析、予後・治療との関連の分析、病態のモニタリングなどを可能とするシステムの構築。

Expectations

現段階:咳嗽モニター試作機完成。本モニターによるデータ収集段階。
次段階:収集データについての解析システムの構築・開発
本プロジェクトの次段階の開発に関心をお持ちの企業様がおられましたら、是非ご連絡ください。
先ずは研究者とのディスカッションの上、ご相談できれば幸いです。

Researchers

札幌医科大学 呼吸器アレルギー内科学講座 講師 齋藤充史、 診療医 高橋知之

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