ヒト感染性の病原性腸内細菌科細菌(腸管出血性大腸菌(O157等)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumonia)、カルバペネム耐性腸内細菌、等)の感染モデルマウスとその作製方法
Advantages
- ヒト感染性の病原性腸内細菌科細菌の感染モデルマウスを簡単に作製。
Current Stage and Key Data
- 研究評価用として実用化できる段階。
- O157感染モデルマウスを作製、志賀毒素生産・溶血性尿毒症候群症状を確認済み(図)。
- 成育背景の異なるマウスや複数種の病原性大腸菌で同様の結果を取得済み。
- 同モデルを用いて糞便移植や抗生物質の治療効果を検証できることを確認済み。
Expectations
本技術による感染モデルマウスおよびその作製キットに関する特許ライセンス
パートナー候補例:
- O157抗菌剤や毒素中和剤などの非臨床研究開発にモデルマウスを使用する創薬企業/CRO
- 食品検査などにおいてモデルマウスを使用する食品・衛生関連企業
- 研究者向けにモデルマウスおよびその作製キットを提供する研究試薬企業・実験動物提供企業
Background and Technology
腸内細菌科細菌(Enterobacteriaceae)の感染は、多種の腸管感染症の原因となる。例えば、病原性大腸菌である腸管出血性大腸菌O157は、過去に世界で多くのアウトブレイクが発生している。そのため、腸管感染症の治療方法及び予防方法が求められている。
しかし、ヒト感染性腸内細菌科細菌はマウス等の非ヒト動物の腸管に定着しにくく、適切な感染モデル動物が存在しなかった。多くの基礎研究では、マウス感染性病原体としてSalmonella Typhimurium(マウスチフス菌)やCitrobacter rodentium(マウス病原性大腸菌)を用いたマウス感染症モデルを使用している。また、無菌マウスを用いたヒト腸内細菌科細菌感染モデルは知られているが、作製に多大な手間とコストがかかるため、実用的ではなかった。そのため、in vivoにおける細菌感染機序や宿主防御応答が未解明であり、新規薬剤開発において障害となっている。
Patents
特許出願済(未公開)
Researchers
後藤義幸 准教授 (千葉大学 真菌医学研究センター)
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