共同研究でタグ付けされたブログ

精神疾患のバイオマーカープローブ・キット

2022/06/22 11:40 - By Tech Manage - コメント
精神疾患のバイオマーカープローブ・キット 血中のポリシアル酸を簡易かつ高精度に検出・定量できるプローブおよびキット

巨大DNA分子のサイズ分析法

2022/05/25 18:22 - By Tech Manage - コメント
DNA分子を外力により伸長し、再び戻るまでの緩和時間を測定することに基づく新しい方法を開発した。緩和時間は分子数に依存することが報告されており、緩和時間から分子サイズを同定することは、微量サンプルでの解析や解析の前処理、解析時間の短縮が期待される。本デバイスにおいて、DNA分子はマイクロ流路中でランダムコイル状の形態となっているが、電圧印加によりナノスリットを通らせ、分子を一次構造に引き延ばし、電圧印加を止めた際にそれが再びランダムコイル状に戻るまでの緩和時間を光学顕微鏡観察により測定する。

ピエゾ素材を用いた、超高精度な表面補正機能を持つ、X線顕微鏡ミラー

2022/04/20 16:12 - By Tech Manage - コメント
松山准教授が提案する技術は、ピエゾ素材(圧電素材)を用いて表面形状を調整することができる、X線顕微鏡向けX線ミラー素子である。 松山先生が提案する全く新しく、非常に優れたアイディアは、ニオブ酸リチウムというピエゾ素材の単結晶をミラーの基板として用いる、という点にある。

高純度イオン液体合成装置 オンデマンド・小ロット/多品種供給が可能に

2022/04/08 15:17 - By Tech Manage - コメント
  • 副生成物、水以外の除去物質が生じない新たな合成プロセス
  • 純度>98%(98.8% BMIM+NO3-)、アニオン・カチオン両ソースの変換率は平均99%
  • 3種類のカチオンと5つの陰イオンで9種のイオン液体合成が実施済み
 陽イオンと陰イオンの組み合わせからなり、常温で液体である「イオン液体」は、水、有機溶媒に続く第3の溶媒といわれ、化学反応や分離の場、熱媒体、電池内部液などへの応用が進められているが、イオン液体(C+A-)の合成は、水や沈殿を生成する陰イオン(OH-やCl-など)や陽イオン(H+やAg+など)を対イオンとした2つの原料物質(たとえばC+Cl-とAg+A-)を用意し反応させる必要が...

持続発展可能な社会の構築へむけた、粒子制御・循環にフォーカスした高効率・低コストエネルギープロセスの共同研究

2022/04/07 11:42 - By Tech Manage - コメント
持続発展可能な社会の構築へむけた、粒子制御・循環にフォーカスした高効率・低コストエネルギープロセスの共同研究
 群馬大学 野田玲治 准教授は、化学工学の研究者であり、特に循環流動層における粒子の循環を制御したり、新たなプラントシステムを設計することにより、より効率的で低コストなエネルギープロセスの開発にフォーカスした研究を行っている。

研究内容①「3室内部循環型流動層」
 本研究者が独自に研究開発した新しい方式の循環型流動層であり、複数のリアクターをカップリングさせることにより、省エネで効率的なシステムとして期待される。研究者らは本システムを使用し、タールと水素を並産させるバイマスエネルギー変換システムを開発している。

半導体バンドベンディングを精密に測定可能とするケルビンプローブフォース顕微鏡

2022/03/17 12:31 - By Tech Manage - コメント
  • 半導体バンドベンディングを精密に測定可能とするケルビンプローブフォース顕微鏡
  • マイクロ秒スケールで生じる電荷移動の影響をうけず、精密な表面電位測定が可能。
  • 時間分解能の向上により、1サンプルあたりの測定速度が向上。
  • 従来測定が不正確であった、半導体素子の動作周波数帯におけるバンドベンディングを精密に測定できる。実証実験済。

麦類赤カビ病のカビ毒簡易検査キット

2022/03/17 11:56 - By Tech Manage - コメント
  • これまで特異的抗体がなかったNIVに対して特異的に反応する世界初のモノクローナル抗体
  • NIVを含むトリコテセン系カビ毒を網羅的に検出できる簡易迅速検査キットを構築可能
 赤カビ病菌であるFusarium graminearumが産生するDONやNIVは麦類を汚染し、これを摂取したヒトや家畜に健康被害をもたらすことが知られている。
DONおよびNIVは、農林水産省や世界保健機構(WHO)によってリスク管理が必要なかび毒に挙げられており、簡易免疫測定法による生産現場での迅速検出が求められている。
DON を対象としたイムノアッセイキットは市販されており検査規格が定められている。
一方で、NIVの毒性はDON...

生食可能なスプラウト玄米

2022/02/25 16:18 - By Tech Manage - コメント
玄米や胚芽米を全長25mm以上もしくは種子の5倍以上の長さまで生育させた発芽野菜 第一葉が展開しており,第三葉が展開する前の状態である(伸びすぎると葉が硬くなる) 根が15 mm未満もしくは種子の3倍未満である(根が長いと食感が悪い) 生食、または熱水中で数分加熱してから食することが可能

自立発電可能な三次電池

2022/01/19 09:37 - By Tech Manage - コメント
  • 電位の温度係数が異なる部材を電極として組合せることで、電池セル全体の温度変化により発電が可能
  • 電極部材の調整によりさらなる起電力の向上が可能
  • 特殊な材料や工程を用いないため、既存の二次電池設備を活用して、新規の投資を抑えた製造が可能
  • 自立型IoTセンサーの駆動に必要な電力供給を可能なとする、昇圧回路を応用した回路構成(数十mVから数Vへ昇圧)を考案済

胆管がんの新規標的:NF-κB inducing kinase

2022/01/14 10:38 - By Tech Manage - コメント
  • 初めて明らかにされた胆管細胞がんの起源と腫瘍への分化転換メカニズムに基づく分子標的治療
  • 悪性度が高いTraf3 low/NIK high型の胆管がんに対してバイオマーカーと組み合わせた治療開発も可能
 胆管細胞がんは、原発性肝がんの約15%を占めているものの、進行してから見つかることが多く、予後不良である。
胆管がんの治療薬で承認されているものは殺細胞性の抗がん剤のみであり、分子標的薬の開発が求められている。
分子標的薬の開発において発症機序の解明が必須であるが、胆管がんの起源については、肝臓内に存在する肝内胆管細胞、成熟肝細胞、肝前駆細胞、などが提唱されているものの明確な結論が出ていない。

 本発明者...

Ga-68高速分離精製から薬剤自動合成が可能な装置共同開発・共同研究のご提案

2021/12/13 13:52 - By Tech Manage - コメント
  • 従来法の1/10-1/3の処理時間
  • 完全クローズドなフロープロセスで分離精製、濃縮から薬剤合成までが自動化可能
  • 収率Ga>99%
  • 除去金属Znの回収、リサイクルも可能

難溶性結晶化合物の乾式ナノ粒子化技術

2021/12/09 18:11 - By Tech Manage - コメント
  • 水中で不安定な化合物にも適用可能
  • 錠剤にする際の乾燥工程が不要
  • 結晶ナノ粒子であるためアモルファスよりも安定
  • 既存の二軸extruder装置を用いて製造可能

キノコ由来の新規酵素・リパーゼ

2021/12/09 17:04 - By Tech Manage - コメント
  • エステル加水分解による生分解性プラスチック分解促進、土壌改質性能等幅広い機能性・用途を期待
  • 酸性(pH3.5-5)、常温(10-35℃)の至適条件により、中性下で反応を停止可能
  • リコンビナント酵素(PgLip019028)を取得し、Pichia酵母発現系での製造方法を確立済み

アルミ合金とCFRPの摩擦重ねスポット接合

2021/12/03 11:25 - By Tech Manage - コメント
  • 金属と樹脂系材料との接合において、従来以上に強固な摩擦重ねスポット接合が実現できる。
  • 200kgf以下の低い加圧でも強固に接合可能であり、接合装置を軽量・小型化することができる。
  • ハンディな接合装置に適用することで、利用される現場の拡大が期待できる。

1粒子ゼータサイザー

2021/11/22 11:09 - By Tech Manage - コメント
  • 複数のナノポアを直列に連結させたセンサを用いた1粒子・分子の粒径測定
  • 高精度:測定対象粒子が「エントリー効果」や「オフ軸効果」の影響を受けにくい

複数のナノポアを直列に連結させた1粒子・分子の粒径測定装置の発明(抵抗パルス測定法の一種)。 1回の測定のみで、その単一粒子の表面電荷/ゼータ電位と粒径の算出が可能な技術。

マクロファージ上の糖タンパク質受容体を標的としたアレルギー性皮膚炎の新規治療コンセプト

2021/10/05 13:02 - By Tech Manage - コメント
  • ステロイド抵抗性、IgE非依存型、原因不明の皮膚炎に対する新規治療薬の開発が期待される
  • ダニによるアレルギー性喘息やアトピー性皮膚炎の発症メカニズムに即した新規治療薬
 ハウスダストマイト(HDM)は、喘息やアトピー性皮膚炎(AD)など、さまざまな疾患に関連するアレルゲンであり、ADの原因の約8割はHDMといわれている。

発明者らは、NC/Ngaマウス系統が、HDMに反応して重篤なADを発症する原因として、C型レクチン受容体Clec10aの変異を同定し、HDMが媒介する皮膚炎のメカニズムを明らかにした(図)。

HDMによる皮膚炎は、TLR4を介した炎症反応によって引き起こされ、ヒトではAsialogl...

極めて安定性の高い超分子硫黄ポリマー

2021/07/29 16:38 - By Tech Manage - コメント
  • 直鎖中に露出する硫黄分子により電気的または光学的に特異な物性を示すことが期待できる。
  • リチウム硫黄電池材料に応用できる可能性がある
  • 硫黄含有率を高めた高屈折率光学用プラスチックを作製できる可能性がある
 年間700万トン地上廃棄されている硫黄の有効活用が求められているが、硫黄は8員環が開裂してラジカルが発生するため室温で分解し不安定であり、また硫黄ポリマーは汎用有機溶媒に不溶で加工性に乏しい。
 発明者は、超分子化学的アプローチにより硫黄ポリマーの安定化を実現した。具体的には直鎖硫黄の両末端に非共有結合部位(水素結合)を導入したモノマーを作製し、その非共有結合部位を連結させたことで、分子量の大きい超分...

強度を低下せずに金属を接合する、摩擦圧接、摩擦撹拌接合の新技術

2021/07/13 16:19 - By Tech Manage - コメント
  • ​金属の強度を低下させずに接合する新技術
  • 炭素鋼や高張力鋼など、これまで接合が困難だった部材の接合も可能に。
  • 棒材、板材、中空材など様々な形状の接合に対するソリューションを提供
​自動車や鉄道車両、航空機、建物、橋脚などあらゆる場所で接合技術が使われているが、その中で、近年、固相接合技術に注目が集まっている。固相接合では、接合の対象となる部材(多くは鉄やアルミニウムなどの金属)に熱を加えることで、接合面の一部を軟らかくするとともに、圧力を与えて押しつけることで、軟らかくなった金属を塑性変形させて接合する。このとき熱の与え方はさまざまあり、部材自身を高速で回転または摺動し接合面で擦り合わせることで加熱...

翼なしミキサー

2021/07/07 17:01 - By Tech Manage - コメント
  • 容器内部に攪拌のための回転翼やバッフルなどを必要としない
  • 容器の一軸定常回転だけで複雑流れを駆動
  • 製作コストとランニングコスト(洗浄コスト、消費電力など)の軽減
  • 攪拌物のコンタミネーションの防止
  • 攪拌物にかかるせん断を思いのままに制御可能

ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)心筋症モデルブタを用いた新薬共同探索のご提案

2021/05/24 16:29 - By Tech Manage - コメント
  • 中型動物で初めて確立されたBMD心筋症モデル
  • 麻酔投与により高確率で心臓機能低下(チアノーゼ・不整脈)を発症しヒトへの外挿性が高い
  • 血清心筋傷害マーカー・心電図・体色等で薬剤候補の治療効果評価・スクリーニングが可能

 ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)は、症状としてはデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)より軽症といわれるが、骨格筋の変性に先行して心筋に変性が出ることがある。歩行などの異常などに表れないため疾患に気づきにくく、心不全などが進行し、運動や麻酔などで突然死するリスクがある。

また、’20年にDMDの核酸医薬が開発されたことにより、DMDの症状が回復し軽症となったベッカー型と同様の状態の...