共同研究でタグ付けされたブログ

血管バリアを標的とする感染症治療薬の共同開発

2022/11/14 14:21 - By Tech Manage - コメント
血管内皮細胞間のタイトジャンクションを形成するClaudin-5(CLDN5)機能を亢進し、新型コロナウイルスを含む病原体による血管バリア破綻を防止。新型コロナウイルス感染患者肺においてCLDN5発現量低下と血管バリア破綻を確認済。CLDN5発現増強効果のある既存薬フルバスタチンによる血管バリア破綻抑制を確認済。重症患者で血中CLDN5濃度が低下し、バイオマーカーとなる可能性を確認済み。独自のCLDN5結合アッセイ系による新規低分子化合物のスクリーニング。独自の血管バリア破綻モデルアッセイ系による新規候補化合物の評価。血管バリアを制御する複数の抗体および低分子化合物を取得済。

ABS樹脂よりも耐衝撃性に優れたポリ乳酸ブレンドポリマー

2022/11/02 14:23 - By Tech Manage - コメント
バイオプラであるポリ乳酸(PLA)にバイオマス由来材料を混錬したブレンドポリマー。ABS樹脂の2倍以上、PLA単体では約30倍以上の衝撃耐性。バイオマス由来の材料として石油由来のABS樹脂に代わる可能性あり。

超高周波向け極低伝送損失プリント配線板

2022/10/31 11:13 - By Tech Manage - コメント
接着剤レスでフッ素樹脂と超平滑 Cu 箔を強力接着。発明者らは、フッ素樹脂に対してプラズマ処理中に同時に加熱する「熱アシストプラズマ処理」を実施し、超平滑Cu 箔との熱圧縮条件を工夫することにより、中間層を挿入せずにCu 箔/PTFEの強力接着(0.8 N/mm以上)を実現した。本接着技術はBeyond 5G時代を牽引する超低伝送損失のプリント配線板に向けたコア技術となることが期待できる。

巨大磁歪材料

2022/10/05 14:05 - By Tech Manage - コメント
コバルトフェライト(CoFe2O4)へ銅を添加した材料で、外部磁場の印加により形状が変化する。磁場の印加に伴う寸法変化が大きい レアアースを使用しない材料であり、安価。

IgG型二重特異性抗体

2022/09/27 12:27 - By Tech Manage - コメント
  • 副産物を理論上生じない構造。
  • 副産物に基づく副作用リスクの回避と製造における分離精製工程の簡便化を可能とする。
  • IgG型抗体と同等の特性・安定性。
二重特異性抗体は2つの異なる抗原、あるいは同じ抗原の2つの異なるエピトープを同時に結合する抗体分子であり、2つのモノクローナル抗体が相乗的に作用することにより優れた効果が期待されており、がん免疫療法や自己免疫疾患治療など様々な研究開発が盛んに行われている。その中でも、 IgG 型二重特異性抗体は、物性や活性などが優れていることから、注力して開発が行われている。
IgG 型二重特異性抗体は基本的に 2 種類の重鎖と 2 種類の軽鎖の計 4 種類のポリペプチド...

抗B型肝炎ウイルス(HBV)治療薬の開発

2022/08/05 11:54 - By Tech Manage - コメント
抗B型肝炎ウイルス(HBV)治療薬の開発 既存薬であるインターフェロンや核酸アナログと全く違う作用機序。 予備的スクリーニングで同定した阻害剤候補によりin vivoで抗HBV効果を実証済。 世界で初めて高純度精製・結晶化に成功したHBVポリメラーゼRTドメインを用いて、新たなリード化合物の探索・開発が可能・

骨自発浸透でゲルとのハイブリッド層を形成する骨接着強度の高いインプラント材料

2022/08/05 11:09 - By Tech Manage - コメント
骨自発浸透でゲルとのハイブリッド層を形成する骨接着強度の高いインプラント材料。 ゲルの柔軟性・強靭性とゲル/ハイドロキシアパタイト融合層の安定性。 本研究室で開発された高強度ダブルネットワークゲル(DNゲル)による材料 ウサギ大腿骨顆部の骨欠損部への埋植実証済み サンプル提供、製造・成形技術の提供・アドバイスが可能

細胞形状を保った高品質培養が可能な3D水位差潅流細胞培養装置

2022/07/14 10:59 - By Tech Manage - コメント
細胞形状を保った高品質培養が可能な     3D水位差潅流細胞培養装置 5-10㎜の充分な厚みのあるゲル形状を保ち、高品質な細胞が培養可能。 目的オルガノイド別の「圧力」「ゲルの硬度」「培養液の流速」がコントロールしやすい装置構造。 肝臓細胞、すい臓細胞の培養実績あり。 シリンジ形状での量産化、閉鎖系への改良が容易。 スクリーニング用96wellでの培養達成を計画中

再生医療の産業化のための細胞量産技術

2022/06/30 14:35 - By Tech Manage - コメント
再生医療の産業化のための細胞量産技術 10リットルの多能性幹細胞3次元大量培養を可能にする培養技術と分注技術 大型タンクによる幹細胞培養に伴う酸素供給と品質確保の問題を解決 凍結保存時に各バイアルごとのバラつきを抑制

野菜・花卉の鮮度保持剤・揮発シート

2022/06/24 15:44 - By Tech Manage - コメント
天然由来の成分が植物の気孔を閉じて乾燥を防止し鮮度を保持する。天然由来であり食経験がある成分のため安全性が高い。

精神疾患のバイオマーカープローブ・キット

2022/06/22 11:40 - By Tech Manage - コメント
精神疾患のバイオマーカープローブ・キット 血中のポリシアル酸を簡易かつ高精度に検出・定量できるプローブおよびキット

巨大DNA分子のサイズ分析法

2022/05/25 18:22 - By Tech Manage - コメント
DNA分子を外力により伸長し、再び戻るまでの緩和時間を測定することに基づく新しい方法を開発した。緩和時間は分子数に依存することが報告されており、緩和時間から分子サイズを同定することは、微量サンプルでの解析や解析の前処理、解析時間の短縮が期待される。本デバイスにおいて、DNA分子はマイクロ流路中でランダムコイル状の形態となっているが、電圧印加によりナノスリットを通らせ、分子を一次構造に引き延ばし、電圧印加を止めた際にそれが再びランダムコイル状に戻るまでの緩和時間を光学顕微鏡観察により測定する。

ピエゾ素材を用いた、超高精度な表面補正機能を持つ、X線顕微鏡ミラー

2022/04/20 16:12 - By Tech Manage - コメント
松山准教授が提案する技術は、ピエゾ素材(圧電素材)を用いて表面形状を調整することができる、X線顕微鏡向けX線ミラー素子である。 松山先生が提案する全く新しく、非常に優れたアイディアは、ニオブ酸リチウムというピエゾ素材の単結晶をミラーの基板として用いる、という点にある。

高純度イオン液体合成装置 オンデマンド・小ロット/多品種供給が可能に

2022/04/08 15:17 - By Tech Manage - コメント
  • 副生成物、水以外の除去物質が生じない新たな合成プロセス
  • 純度>98%(98.8% BMIM+NO3-)、アニオン・カチオン両ソースの変換率は平均99%
  • 3種類のカチオンと5つの陰イオンで9種のイオン液体合成が実施済み
 陽イオンと陰イオンの組み合わせからなり、常温で液体である「イオン液体」は、水、有機溶媒に続く第3の溶媒といわれ、化学反応や分離の場、熱媒体、電池内部液などへの応用が進められているが、イオン液体(C+A-)の合成は、水や沈殿を生成する陰イオン(OH-やCl-など)や陽イオン(H+やAg+など)を対イオンとした2つの原料物質(たとえばC+Cl-とAg+A-)を用意し反応させる必要が...

持続発展可能な社会の構築へむけた、粒子制御・循環にフォーカスした高効率・低コストエネルギープロセスの共同研究

2022/04/07 11:42 - By Tech Manage - コメント
持続発展可能な社会の構築へむけた、粒子制御・循環にフォーカスした高効率・低コストエネルギープロセスの共同研究
 群馬大学 野田玲治 准教授は、化学工学の研究者であり、特に循環流動層における粒子の循環を制御したり、新たなプラントシステムを設計することにより、より効率的で低コストなエネルギープロセスの開発にフォーカスした研究を行っている。

研究内容①「3室内部循環型流動層」
 本研究者が独自に研究開発した新しい方式の循環型流動層であり、複数のリアクターをカップリングさせることにより、省エネで効率的なシステムとして期待される。研究者らは本システムを使用し、タールと水素を並産させるバイマスエネルギー変換システムを開発している。

半導体バンドベンディングを精密に測定可能とするケルビンプローブフォース顕微鏡

2022/03/17 12:31 - By Tech Manage - コメント
  • 半導体バンドベンディングを精密に測定可能とするケルビンプローブフォース顕微鏡
  • マイクロ秒スケールで生じる電荷移動の影響をうけず、精密な表面電位測定が可能。
  • 時間分解能の向上により、1サンプルあたりの測定速度が向上。
  • 従来測定が不正確であった、半導体素子の動作周波数帯におけるバンドベンディングを精密に測定できる。実証実験済。

麦類赤カビ病のカビ毒簡易検査キット

2022/03/17 11:56 - By Tech Manage - コメント
  • これまで特異的抗体がなかったNIVに対して特異的に反応する世界初のモノクローナル抗体
  • NIVを含むトリコテセン系カビ毒を網羅的に検出できる簡易迅速検査キットを構築可能
 赤カビ病菌であるFusarium graminearumが産生するDONやNIVは麦類を汚染し、これを摂取したヒトや家畜に健康被害をもたらすことが知られている。
DONおよびNIVは、農林水産省や世界保健機構(WHO)によってリスク管理が必要なかび毒に挙げられており、簡易免疫測定法による生産現場での迅速検出が求められている。
DON を対象としたイムノアッセイキットは市販されており検査規格が定められている。
一方で、NIVの毒性はDON...

生食可能なスプラウト玄米

2022/02/25 16:18 - By Tech Manage - コメント
玄米や胚芽米を全長25mm以上もしくは種子の5倍以上の長さまで生育させた発芽野菜 第一葉が展開しており,第三葉が展開する前の状態である(伸びすぎると葉が硬くなる) 根が15 mm未満もしくは種子の3倍未満である(根が長いと食感が悪い) 生食、または熱水中で数分加熱してから食することが可能

自立発電可能な三次電池

2022/01/19 09:37 - By Tech Manage - コメント
  • 電位の温度係数が異なる部材を電極として組合せることで、電池セル全体の温度変化により発電が可能
  • 電極部材の調整によりさらなる起電力の向上が可能
  • 特殊な材料や工程を用いないため、既存の二次電池設備を活用して、新規の投資を抑えた製造が可能
  • 自立型IoTセンサーの駆動に必要な電力供給を可能なとする、昇圧回路を応用した回路構成(数十mVから数Vへ昇圧)を考案済

胆管がんの新規標的:NF-κB inducing kinase

2022/01/14 10:38 - By Tech Manage - コメント
  • 初めて明らかにされた胆管細胞がんの起源と腫瘍への分化転換メカニズムに基づく分子標的治療
  • 悪性度が高いTraf3 low/NIK high型の胆管がんに対してバイオマーカーと組み合わせた治療開発も可能
 胆管細胞がんは、原発性肝がんの約15%を占めているものの、進行してから見つかることが多く、予後不良である。
胆管がんの治療薬で承認されているものは殺細胞性の抗がん剤のみであり、分子標的薬の開発が求められている。
分子標的薬の開発において発症機序の解明が必須であるが、胆管がんの起源については、肝臓内に存在する肝内胆管細胞、成熟肝細胞、肝前駆細胞、などが提唱されているものの明確な結論が出ていない。

 本発明者...