CD155抗体によるTh1型免疫自己疾患治療

2021/04/01 12:14 By Tech Manage

免疫Th1/Th2バランスをコントロールする新しいメカニズムによる免疫疾患治療

Advantages

  • 正常な免疫反応まで抑える免疫抑制剤と違いより副作用が低減されることが期待される
  • 接触性皮膚炎などTh1型免疫疾患に特異的な治療が可能

Background and Technology

 Th1細胞は主にIFN-γ、IL-12によって誘導され、IFN-γ、IL-2を産生し、マクロファージを活性化し、細胞内寄生菌の排除や炎症性疾患に関与している。
 発明者らはCD4+T細胞上に存在するCD155が共刺激分子として働き、ナイーブT細胞からTh1細胞への分化を誘導するとともに、Th1型免疫疾患の病態(症状)の悪化に関与することを見出した。
CD155の阻害抗体を用いることにより、Th1/Th2バランスがTh2に傾くことで、Th1型免疫疾患の一つである接触性皮膚炎(contact hypersensitivity; CHS)の治療効果を見出した(右図)。

Data

  • CD155共刺激によってナイーブCD4T細胞からのTh1細胞への分化誘導が促進された(ヒト・マウス)
  • CD155のリガンド結合阻害抗体投与による接触性皮膚炎(5型アレルギー)モデルでの治療効が認められた

Expectations

CD155によるTh1/Th2免疫バランス制御のメカニズムを元にした治療薬開発に関心のある企業を探しています。
ヒト化抗体の共同開発やTh1型免疫疾患に対する共同研究も歓迎します。mCD155抗体(TX56:rat IgG)hCD155抗体(TX28: mouse IgG)のMTAが可能です。

Patents

特許 第6296650号

Publications

Y. Kanemaru et. al. J. Immunology (2015) DOI: https://doi.org/10.4049/jimmunol.1401942

Researchers

渋谷 和子 先生、渋谷 彰 先生(筑波大学)


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