持続発展可能な社会の構築へむけた、粒子制御・循環にフォーカスした高効率・低コストエネルギープロセスの共同研究

2022/04/07 11:42 - By Tech Manage

Background and Technology

 群馬大学 野田玲治 准教授は、化学工学の研究者であり、特に循環流動層における粒子の循環を制御したり、新たなプラントシステムを設計することにより、より効率的で低コストなエネルギープロセスの開発にフォーカスした研究を行っている。

研究内容①「3室内部循環型流動層」
 本研究者が独自に研究開発した新しい方式の循環型流動層であり、複数のリアクターをカップリングさせることにより、省エネで効率的なシステムとして期待される。研究者らは本システムを使用し、タールと水素を並産させるバイマスエネルギー変換システムを開発している。
研究内容②「安定稼働ループシール」
 3室内部循環型流動層を安定稼働させるために開発されたループシール。
ループシール内部の閉塞や背圧変化等による急激なガス流れの変化による粒子循環量の不安定化を解消することが期待される。

研究内容③「流動層を使用した水素製造技術」
 アンモニア分解による水素製造を流動層反応器で実施するための効率的な触媒を開発した。本触媒が流動化可能であることや、各温度・流度の範囲で高い活性を示すことを研究室レベルで実証している。

Expectations

未利用資源の活用や、エネルギープロセスの開発について、多くのアイデアと経験をお持ちの野田先生との共同研究にご関心のある企業様を探しております。


■テーマ例■
  • 現状の流動層プラント・ボイラーの課題を解決するための共同研究
  • 流動層技術を活用した、廃棄物のリサイクルに関する共同研究
  • 流動層技術を活用した、より効率のよい水素製造プロセスの共同開発
  • 粒子循環の制御理論を活用した装置の開発・改善に関する共同研究

Publications

「先端ものづくり技術 新技術説明会」(2021年9月14日開催)

「環境・エネルギー分野 新技術説明会」(2016年9月27日開催)

Researchers

野田 玲治 准教授(群馬大学理工学部 環境創生部門)
研究室ウェブサイト:http://nakagawa-noda.ees.st.gunma-u.ac.jp/
以下のフォームからお問い合わせください

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