Advantages
- 特許取得済み
- 動画撮像などが不要なスマホアプリのGPSロガーでデータ取得が可能
- 詳細分析・コメント自動生成も開発予定
Background and Technology
二輪車の運転は、ライダー自身がバランスを取って乗る乗り物であり、ライダーには運転技術が求められるが、現在、二輪車免許保有者向けの安全走行技術向上を目的としたライディングスールなどにおいては、走行軌跡の前後・横加速度を色分けしプロットしたものとライダーの乗車姿勢を撮影した画像を参考にして運転特性を理解し、受講者とインストラクタの比較データなどを目視で比較することで技量の習得のサポートを行っている。ただし、人がこのデータを見てその違いを抽出し評価することは、時間と労力を要していた。
本件は、走行軌跡データを簡便に取得できること、オーバルコースにおける理想的な走行軌跡と対象ライダーの走行軌跡の比較のしやすさを重視し、二輪車の走行軌跡上の位置を軌跡全体の重心位置からの水平角として推定し、この角度を新たな軸として、理想の走行と対象ライダーの前後・横加速度を比較するシステムとした。これによって下図右のように、2者の走行軌跡の違いが前後・横加速度・走行軌跡データの面積差(青い部分) として数値化/可視化され、分析結果による改善点やコメントの提供がより適切・迅速に行えるものとなった。

Expectations
本システムの導入に関心のある、二輪車を含む自動車教習所などを探しております。その際は、本システムの提供が可能です。また、本システムの商品化・販売に関心をお持ちのソフトウェアメーカーを求めております。更に、共同での本システムの拡張や更なる開発にご関心のある企業様はお知らせください。先ずは研究者とのディスカッションの上、ご相談できれば幸いです。
Patents
特許第7624183号
「ビークルデータ処理装置、ビークルデータ処理方法およびビークルデータ処理プログラム」
Researchers
愛知産業大学 造形学部 教授 西村雅史(元国立大学法人 静岡大学)
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