高bit高速光信号を数個の低bit AD変換器で検出

2023/04/04 11:03 By Tech Manage

非線形変換とスパース主成分分析により高分解能、高速かつ安価なAD変換を実現

Advantages

  • 高分解能かつ高速な光パルス信号を、非線形スペクトル変換とスパース主成分分析により、低分解能のAD変換器数個で検出しAD変換が可能
  • デジタルコヒーレント受信技術にも応用可能

Background and Technology

5Gやbeyond 5Gにおける高分解能かつ高速な光信号の利用において、AD変換は電気的処理の限界に近くボトルネックとなっている。
本発明では高分解能(ex.8bit(28=256階調))かつ高速(数十GHz)な光パルス信号を、非線形スペクトルの高次元かつ多様な周波数成分に変換してスパース主成分分析することで、低分解能のAD変換器数個(ex. 4bit AD変換器を3個((24=16諧調)×3次元))で検出しAD変換が可能である。従来のようなインターリーブ等は不要であり、これによりAD変換工程に求められる処理性能が緩和され、高分解能、高速かつ安価なAD変換が実現できる。

                                            <従来>                                            <本発明>

Expectations

共同研究、または出願特許の実施許諾

Patents

WO2021/261476

Researchers

小西毅(大阪大学工学研究科 准教授)


Please click here to see English summary.

以下のフォームからお問い合わせください

Tech Manage