既存の機器に取り付けるだけで眼内の照明が可能、感染リスクも軽減
Advantages
- 眼内手術の不を解消する「眼内照明器」という新たな商品の導出の可能性あり
- さらに「眼科」領域への新たな展開の足がかりとなる可能性もあり
Background and Technology
■背景と課題
従来の眼科手術用眼内照明機器は、患者の強膜(白目)にあけた穴から眼内に照明を直接挿入するため、侵襲的であり、感染のリスクが伴います。また、術者が片手で照明機器を操作しなければならず、手術器具の操作が片手だけに制限されるという問題もあります。
■解決方法
この課題を解決する技術として、顕微鏡の対物レンズと眼との間に配置される眼内照明機器を開発しました。この機器は、光源からの光を導くファイバと、その先端部を支持するホルダを備えており、ファイバの先端部には、光を眼内に向けて反射する反射部が設けられております。これらにより、眼内を十分な光量で広い範囲を片手で照明を操作することなく照らすことが可能になります。
■製品案
眼内照明用アタッチメント
既存の顕微鏡に簡単に取り付け可能で、手術時に眼内を明るく照らすアタッチメント。
・術者の両手が自由になるため、操作性が格段に向上
・既存の顕微鏡に追加するだけで使用でき、特別な機器の購入が不要
・使い捨てタイプも開発し、衛生面にも配慮
Data
従来の眼内照明(動画60秒)
Expectations
貴社にて製品を試作し、筑波大学で検証するサイクルを回していく形での共同研究を希望。
ご興味・ご関心がございましたら、オンラインでの打合せをご提案いたします。実際の機器や使用方法などは、筑波大学の実機を用いてご説明も可能です。ご検討の程よろしくお願いいたします。
Patents
WO-A1-2023/068359
Researchers
森川 翔平(筑波大学 医学医療系 ,講師)
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