内視鏡用鉗子の過度な突出による体壁等の損傷を防止するために、鉗子に装着するストッパー(ストッパーが近づいていることを示すアソビ部分あり)
Advantages
- 鉗子の過度な突出が防止でき安全
- 過度な突出が防止できることから、操作が迅速にできる(鉗子の出し入れ操作1回につき操作時間が約10秒程度短縮)
- 鉗子への取付が容易

Current Stage and Key Data
- 試作品を臨床使用済み
- 消化管の内視鏡的粘膜仮想剥離術(ESD)や内視鏡的粘膜切除術(EMR)において、鉗子の過度な突出もなく安全に使用できた。
- 鉗子の出し入れ操作1回につき操作時間が12秒程度短縮できた。ESDやEMRの一つの処置において数回~数十回出し入れするため、処置全体で数分(数%~20%程度)短縮できた。
Expectations
医療器具を製造・販売する企業と本発明の製品化を目指したパートナーシップを希望。商用ライセンス供与が可能。
- パートナー候補例:内視鏡メーカー企業や内視鏡下手術用鉗子やその周辺器具を製造/販売する医療器具メーカー企業および商社企業。
Background
内視鏡を用いた手技は、通常、消化管の内部のような体腔内の狭い術野で行われる。このため、鉗子等の処置具が突出する内視鏡の先端開口から体壁までの距離が短く、勢いよく処置具を挿入すると、上記開口から急に処置具が突出して体壁を負傷する虞がある。一方、ゆっくり処置具を挿入すると、内腔に導入した処置具が開口から突出するまでに長い時間を要し、手技に時間を要することで患者への負担が増加することが懸念される。
本発明は、内視鏡からの処置具の過度な突出により誤って体壁等を傷つけることを防止したり、慎重になり過ぎて処置具の挿入に時間がかかるのを抑制することが可能なストッパー、およびそれを用いた内視鏡システムを提供することにある。
Patents
- 特許第7656909号
Researchers
丸山哲郎(千葉大学 大学院医学研究院 先端応用外科学)
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