香辛料成分/茶葉成分による動体視力向上効果

2022/09/02 13:49 By Tech Manage

オイゲノール/カテキンを用いたサプリメント開発の提案

Advantages

  • 動体視力測定システムを独自に構築
  • 動体視力を改善する効果を食品含有成分で初めて実証

Background and Technology

一般に視力検査で測定するのは静止時視力であるが、自動車の運転や、スポーツ、TVゲーム(eスポーツ)などでは、静止時視力と共に、動く対象を瞬時に追跡して見る視覚機能(動体視力)が必要であり重要であるが、動体視力の機能低下は病気とは見做されないため、これまで研究例は少ない。
大阪大学の研究者は、網膜視覚研究を行う過程で、サルなどで用いられてきた動体視覚機能解析法を改良し、客観的かつ定量的にマウスの動体視力(空間識別能、時間識別能、コントラスト識別能)を評価できる技術を開発し(左図)、動体視力を亢進する物質の探索を行った結果、オイゲノールとカテキンに動体視力の一指標(最適時間周波数:早い動きに追随する能力)を改善する効果発見した(右図)。これら二つの成分による効果は異なるメカニズムによると考えられ、併用により効果が増大する。
オイゲノールはクローブ(香辛料)精油の主成分、カテキンは茶葉含有成分で、安全性は高いと考えられるため、自動車運転、スポーツ、ゲームなど様々なシーンで効果的に摂取できる、サプリメントとしての活用が考えられる。

Data

Expectations

大学では本技術のライセンス導入し、健康食品・サプリメントの開発に興味を持っていただける企業を探しています。
ヒトでの臨床研究のサポートも歓迎します。
※秘密保持契約下で詳細データを開示可能です。

Patents

大阪大学により特許出願済み(WO/2022/255282)


Please click here to see English summary.

以下のフォームからお問い合わせください

Tech Manage