CAD データのまま応力解析し形状を自動最適化

2021/01/12 00:04 By Tech Manage

Advantages

  • CAD データのまま応力解析するIGA (Isogeometric Analysis) 手法において、従来よりも高精度の解析が可能になり、解析時間を短縮でき、解析効率が向上する。
  • 構造部品の設計時に、形状CAD の作成と設計強度の数値解析をシームレスに行うことにより、設計強度を満足する最適な部品形状を導く。

Background and Technology

 解析対象物のCAD データのNURBS ジオメトリモデルを初期メッシュとして用いて応力ひずみ等の数値構造解析を行うIGA 手法は、有限要素解析時にCAD データをメッシュに変換する工程が削減されるため、人的コストの低減、数値解析時間の短縮および形状近似精度の向上が可能である。
 本発明は、IGA 手法に独自の解析手法を付加することで、高精度かつ短時間で設計強度が満たされるよう形状設計値が自動的に決定される技術であり、設計精度のさらなる向上と人的コストのさらなる低減が期待できる。

Data

ソフトウェアおよび出願特許の使用・実施許諾
  • CAD データに基づき高精度かつ短時間で応力解析を実行できるアルゴリズムを開発し、CAD データの自動更新および応力の高精度解析を行った。 
  • 図のようにL 字隅肉溶接部の応力解析を行い、応力集中や溶接金属の重量を最小化する溶接部の形状と寸法を決定した。

Patent

出願済(未公開)

Publication

TL Aung et al., Isogeometric Analysis and Bayesian Optimization on Efficient Weld Geometry Design for Remarkable Stress Concentration Reduction, 
Computer-Aided Design, 139, (2021), 103074

Researcher

麻 寧緒先生(大阪大学接合科学研究所 教授)

Expectations

ソフトウェアおよび出願特許の使用・実施許諾
以下のフォームからお問い合わせください

Tech Manage