細胞サンプル液から細胞をフィルタに吸引して、スライドガラスにスタンプ転写するのみの細胞診標本作製デバイス
Advantages

- デバイスが低額・手軽で細胞診標本作製操作が容易
- 細胞が扁平に固定でき観察が容易
Current Stage & Key Data
- 試作デバイスにより液状化検体細胞診標本を作製済み
Partnering Model
本発明の製品化に取り組む企業を募集中。
- パートナー候補例:病理検査機器メーカー、等
Background
病理診断では、生検より低侵襲性の細胞診が広く採用される。 細胞診標本は、患者の口腔内や子宮頸部等からブラシ/綿棒/針などで採取した検体をスライドガラスに擦り付けて作製される。しかしながら、作製者の技術力によって、細胞量の多い/少ない、細胞が多層化、乾燥など、一定の品質に届かない標本が作製されてしまうことがあった。そこで、均質化、機械化、自動化などを目的に、液状化検体細胞診(LBC)が開発された。LBCは、採取された細胞を、溶液中に浮遊(液状化)させた後、スライドガラス上に堆積させる手法であり、検体の種類や作製者の技術に関わらず、一定品質の標本を作製することが可能になる。そのため、LBCは、広く普及してきている。本発明もLBCに含まれるため、以下に、従来のLBC装置と本発明の比較をまとめた。

従来装置1:液状化細胞を比重により自然沈降させ、荷電によりスライドガラスへ吸着させる方法
従来装置2:液状化細胞を負圧吸引でフィルタに吸着せてスライドガラスに押し付ける方法
Patents
- 国内特許出願済み
Researchers
池田勝秀 准教授(東海国立大学機構 名古屋大学 大学院医学研究科 総合保健学専攻)
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