10kbp以上の長鎖プラスミドDNAを圧縮することにより、高効率の細胞内取りこみとタンパク質発現を実現する。
Advantages
- 従来試薬では難しかった10kbps以上の長鎖プラスミドDNAを高効率にトランスフェクションできる。
- 細胞毒性なし。
- 容易に調製でき、試薬キット化が可能。
Background and Technology
動物細胞にプラスミドDNAを導入し目的タンパク質を発現させるために、従来は脂質を介したトランスフェクション(リポフェクション)試薬が最も一般的に使用されている。一方で、従来試薬では、導入するDNAの鎖長が長いほどトランスフェクション効率が低下し、10kbps以上の長鎖DNAのトランスフェクション効率は十分ではなかった。
本発明は、長鎖プラスミドDNAを圧縮することにより、効率的に細胞内に導入し、その後細胞内でリリースすることにより、高効率にタンパク質を発現させるものである。
図は、EGFP(15kbps)のトランスフェクション効率について、市販試薬と本技術(Com3)を比較したものである。
Expectations
- 長鎖プラスミドDNAを圧縮する高効率のトランスフェクション方法を開発した。
- 圧縮条件がトランスフェクション効率に与える影響を解明した。
- 本技術を用いた長鎖プラスミドDNAのトランスフェクション試薬製品を開発・製品化するパートナー企業を募集中。
- CDA・MTAを締結して、技術詳細の開示および評価・フィージビリティスタディすることが可能
Publication
- 未発表
Patent
- 特許出願済
Researcher
真栄城正寿 准教授(北海道大学大学院工学研究院)
Please click here to see English summary.
以下のフォームからお問い合わせください