フラビウイルスやコロナウイルスに対する高い抗ウイルス活性を持つ新規の低分子化合物
Advantages
- デングウイルス、ジカウイルス、 SARS-CoV-2を含む幅広いウイルス種に対する強力な抗ウイルス活性
- 本化合物はウイルス依存性RNAポリメラーゼの阻害によりウイルスの複製を防ぐ
Current Stage and Key Data
リード化合物の最適化段階
- 本化合物は、SARS-CoV、SARS-CoV-2、2種類のヒトコロナウイルス(229E株およびOC43株)、デング熱ウイルス、ジカウイルス、黄熱病ウイルス、日本脳炎ウイルス、および西ナイルウイルスに対して、in vitro で抗ウイルス活性を示した。
- 本化合物は、デングウイルス感染モデルマウスおよびSARS-Cov2感染モデルマウスの生存率を改善しウイルス複製を阻害した。

Partnering Model
この化合物の最適化、および非臨床および臨床試験の実施に取り組むパートナー企業を募集中
- パートナー候補例:ウイルス感染症やNTDの治療薬の開発に注力している製薬会社/バイオテクノロジー企業。
Background
北海道大学大学院薬学研究科附属創薬科学研究教育センターが保有する核酸類似化合物ライブラリーを用いて、抗ウイルス活性を有する核酸代謝拮抗剤をスクリーニングし、新規化合物を同定しました。これらの新規化合物は、コロナウイルスやフラビウイルスなどのプラス鎖一本鎖RNAウイルスに対して高い抗ウイルス活性を示しました。
Patents
- 特許出願中:米国、欧州、日本、中国、韓国、シンガポール、カナダ
Researchers
松田 彰(北海道大学大学院薬学研究科)他
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