大阪大学大学院工学研究科 細胞製造コトづくり拠点
拠点長 紀ノ岡正博 先生 (大阪大学 大学院工学研究科 教授)
大阪大学大学院工学研究科 細胞製造コトづくり拠点
拠点長 紀ノ岡正博 先生
(大阪大学 大学院工学研究科 教授)
最近,再生医療の広がりに伴い,同種幹細胞治療を前提とした大量製造の重要性が注目されております.細胞製造コトづくり拠点では,これまで,根幹となる細胞製造性の考え方のもと,工程安定性に対する新規技術の必要性について,コトづくりシンポジウムやコトづくり講座を介して理解促進について活動を行ってまいりました.その際,国方のご支援を受けながら,安定した大量製造を見据えた,細胞培養などの工程における技術が開発されました.特に,ボツリヌス菌由来ヘマグルチニンを用いたiPS細胞の増幅法や分化誘導法について,多くの経験が蓄積され,特許申請・登録に至っております.
今後は広く活用していただく段階と考え, 本知財の活用を含め,社会実装に向けた技術コンソーシアムを立ち上げ,ボツリヌス菌由来ヘマグルチニンの特性や工程技術の理解と活用について,試薬開発者,工程技術開発者,社会実装者の3者が集まり,細胞製造コトづくり拠点の知識を中心に情報共有し,活用促進してゆければと思っております.
ご興味ある企業様におかれましては,細胞製造コトづくり拠点のコトづくり共同研究の契約のもと,一緒に社会実装できればと思っております.ご検討いただきますようお願いいたします.
趣旨説明会
趣旨説明会:2024年11月25日(月) 10:00-11:00 (個別議論のご要望は11時以降)
場所:東京日本橋付近(大阪大学東京ブランチの予定)
説明方法,対面+WEB ハイブリッド (詳細の個別議論は対面で柔軟に行います)
申込締め切り:2024年11月18日(月)
事前申し込みが必要です.事前申し込みされている方に追って場所の詳細をお伝えします.
説明会の申込先:大阪大学大学院工学研究科 テクノアリーナ細胞製造コトづくり拠点
担当:金 美海(敬称略)
E-mail: bpse_kotozukuri@bio.eng.osaka-u.ac.jp
活動内容案
〇参画申し込み時期(予定): 2025年1月上旬
〇活動開始時期(初回会合予定): 2025年2月4日(火) 13~16時 大阪大学
(契約締結によっては前後します)
〇契約:全者での細胞製造コトづくり共同研究契約(秘密保持契約を含み、知財条項案を以下に示します)
(社会実装側の場合は,技術指導料に近い内容だとお考え下さい)
〇活動:活用に向けた技術情報交換会(年2回程度)
〇各者の役割
・コンソーシアム運営者:会議体運営ならびに会議進行(細胞製造コトづくり拠点),会議調整(参画企業)
・HA試薬開発者:HAの特性情報提供
・工程技術開発者:技術情報提供(細胞製造コトづくり拠点)
・社会実装者:基本,情報提供不要(必要ならば個別での契約に基づく情報提供)
・全者:知財活用ルール形成(HA販売方法,海外知財申請,社会実装時の特許使用費用など)
〇活動費用:30万円/年(更新は年度毎,特許申請の程度により変化する可能性があります)
(公的機関でご参画される方は,ご相談ください)
〇想定機関
HA試薬開発側:試薬製造企業,培地企業など
工程技術開発側:細胞製造コトづくり拠点など
社会実装側:工程装置企業,細胞製造企業など
〇HA関連特許_申請・登録状況一覧(2024.9.19現在)
〇細胞製造コトづくり共同研究契約の知財条項案
- コンソーシアム運営者は,活動費用をHA関連特許のOA対応及び維持のために使用することができる.
- コンソーシアム参加企業(HA試薬開発者、工程技術開発者及び社会実装者からなる参加企業)は,本コンソーシアム期間中,HA関連特許を本コンソーシアムにおける研究活動に非独占的に無償で実施することができる.
- コンソーシアム運営者は,コンソーシアム参加企業がHA関連特許を事業において使用することを希望する場合,特段の事情がない限り,可能な範囲で優遇した合理的な条件で,HA体関連特許の実施を許諾するものとする.
HA活用コンソーシアム 問い合わせ連絡先
大阪大学大学院工学研究科 テクノアリーナ 細胞製造コトづくり拠点
紀ノ岡,水谷,永井(敬称略)
E-mail: bpse_kotozukuri@bio.eng.osaka-u.ac.jp