乳頭分泌液中のmiRNAによる乳がんバイオマーカー
Advantages
- 視触診に比べて精度が高い
- 検体採取が低侵襲であり、マンモグラフィに比べて患者負担が少ない
Current Stage and Key Data

- ヒト検体によりバイオマーカーを特定済み
- 乳がん患者14名(浸潤性乳管癌(IDC)6例、非浸潤性乳管癌(DSIC)8例)と健常人8例から乳頭分泌液を採取し、独自に開発した方法でRNA濃度を測定し、miRNAバイオマーカーを特定した
Partnering Model
乳がんバイオマーカーをライセンス導入・開発するパートナーを募集中
- パートナー候補例:診断薬、診断装置、臨床検査サービス、LDTサービス企業
Background
乳がんは、乳腺組織で発生する悪性腫瘍で、女性で最も一般的に診断されるがんであり、少数の男性にも影響を及ぼすことがある。早期発見は、患者の転帰を著しく改善するため、日本においても乳がん検診が行われている。乳がんの検査は、通常、視触診、マンモグラフィ等により行われる。しかし、視触診は検査精度の問題が指摘されており、またマンモグラフィは検査時の痛みの問題や放射線被爆の問題が指摘されている。このため、新たなバイオマーカーの開発が求められている。
本発明の検査対象となる乳頭分泌液は、授乳期(分娩後から離乳までの期間)以外の時期における乳頭分泌液(非乳汁)であり、乳頭から自然に分泌される、または乳房に圧迫刺激を付与することで得られる液体である。
Patents and Publications
- 論文投稿準備中、特許出願済み(未公開)
Researchers
横井 暁 講師(東海国立大学機構 名古屋大学医学部附属病院 産婦人科)
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