肝機能障害を予防する機能性食品の共同開発

2023/07/11 14:20 - By Tech Manage

肝機能障害に対する機能性食品開発に関し、
研究者の持つ豊富な知識・ノウハウ・研究設備等を活用した共同研究をご提案いたします。

Advantages

  • 肥満、脂肪肝、アセトアミノフェン誘発性肝障害等のモデル細胞・動物を活用した評価に関し、豊富な実績がございます。
  • 研究室では、赤軸エンサイを用いた実験等において、肝障害の抑制効果を確認しております。

Background and Technology

肝機能障害は、肝細胞が障害を受け炎症が起こり、肝細胞が壊されてしまう状態を指し、その原因の一つとして、生活習慣病や飲酒、薬の副作用などがある。人間ドック受信者の約33%において肝機能の異常が指摘されているという報告があるものの、自覚症状がないことも多く、放置した場合には重大な病気に進行する可能性もある。そのため、悪化を防ぐことが重要視されており、肝機能の改善として、食事や運動、睡眠などの生活習慣の見直しが推奨されている。このような背景から、肝機能障害の予防を目的とした機能性食品は、健康や長寿に繋がることが期待される。
研究者らは、未利用資源の活用といった背景から、赤軸エンサイに含まれる機能性成分の効果等についての研究を進められており、ブロッコリーやほうれん草よりも高い抗酸化性能を有することや、マウスでの肝障害予防効果、アセトアミノフェン誘発性肝障害に対する肝保護効果などを実証している。

Expectations

  • 企業様にて研究開発されている食品やサプリ等に関し、肝機能障害予防効果についての検証(①動物細胞(ヒト・マウス由来)、②動物(マウス・ラット)、③動物を用いないin vitro系での評価が可能)
  • 赤軸エンサイ、またはその抽出物を基にした肝機能障害を予防する機能性食品の開発
上記にご関心のあるパートナー企業を募集しています。先ずは、技術の詳細説明とディスカッションから、スタートさせていただければ幸いです。

Patent

Researcher

江頭 祐嘉合 教授 (千葉大学 園芸学研究科) 

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