膨大なデータ処理を要することなく、汎用コンピュータのみの解析で従来法と同精度のNMR化学シフト予測データを得られる
Advantages
- 天然変性タンパク質(intrinsically disordered proteins, IDPs)や非構造タンパク質、ペプチドの全長構造予測
- 抗体、膜タンパクなど、X線結晶構造解析でもランダムコイルやループ構造とされている領域(以下、非構造領域と呼ぶ)の水溶液中での構造予測
- 非構造領域に薬剤が結合したタンパク質のNMR実測データとの照合
Background and Technology
- タンパク質の構造解析において、X線結晶構造解析で構造が決定されている部分がある一方、ランダムコイルやループ構造など、水溶液中での構造が不明なタンパク質も多い。
- また創薬のターゲットであるTauやSynucleinなどのIDPsは非構造タンパク質である
- これらのタンパク質の立体構造を予測する方法として、アミノ酸配列と候補構造からNMR化学シフトを予測する方法があるが、データ処理が膨大であるため高性能の演算装置や時間を要しており、解析が十分進んでいない。
Data
Unfolded apomyoglobin(153アミノ酸)のNMR化学シフト予測チャート
従来法(黒):スパコンなどハイスペック計算機で5時間以上
本発明(赤):1分以内で予測可能
Researcher
関 安孝 教授 (高知大学 医学部 生体分子構造学講座)
Expectations
本発明のライセンスインによるツールの社内利用及びソフトウェア開発
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