血中SDF4の免疫学的検査による高精度がん診断
Advantages
- 多くの固形癌においてCA19-9、CEAより高い感度・特異度(下表参照)
- 早期ステージのがん患者でも高値(胃がん患者検体で検証)
Background and Technology
上部消化管・下部消化管の検診でバリウム検査・便潜血検査や、CA19-9・CEAの血液検査が行われる。バリウム検査や血液検査は早期がんに対する感度において課題があり、便潜血検査は陽性時の内視鏡検査おける腫瘍発見率は低く、被験者負担・医療費の軽減が望まれる。
SDF4は名古屋大学の臨床検体とグローバルデータベースを基に同定された、胃がん・大腸がん・乳がんなど主要な固形癌において早期段階から血中濃度が上昇する超高感度・特異度マーカーである。ELISAにより検出可能であり、バリウム検査・便潜血検査を代替できる可能性がある。
Data
Expectations
ELISA用抗体を取得中です。胃がんを対象とした大規模前向き試験を予定していますが、多くの癌腫で検証し、診断薬としての開発を主導/サポートいただける企業を求めます。
Publications
Patent
特許出願中(未公開)
Researcher
名古屋大学大学院医学系研究科 総合医学専攻 病態外科学 講師 神田光郎
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