気管カニューレ保護フレーム

2021/11/18 10:30 By Tech Manage

気管切開患者に挿入される気管カニューレの露出している開口部を感染症リスクから保護するためのマスク等を装着するためのフレーム

Advantages

  • 気管カニューレ装着患者のカニューレからの感染症リスク低減
  • 市販の不織布マスクやガーゼをフレームに簡便に装着
  • フレームを装着したままで切開孔周辺の痰の除去や消毒
  • フレームはディスポーザブルで1か月程度(通院時等)で交換

Background and Technology

 重篤な呼吸困難を伴う患者に対して、呼吸を確保するために気管を切開し人工呼吸器を装着することがある。
この時、気管切開孔に気管カニューレを装着することで患者の呼吸を補助し人工呼吸器を装着する。
装着したままで通院や在宅療養が可能であるが、開口部が露出しているため異物の混入リスクや、感染症の感染リスクが高まってしまうという問題がある。

 気管カニューレ装着患者を多く診療してきた医師である本発明者は、従来のエプロンガーゼを用いたカニューレの保護では十分ではないと考え、より保護能力が高くかつ簡便な気管カニューレ保護方法の開発に取り組み、本発明に至った。

Prototype

  • 3Dプリンタで作成したプロトタイプを作成済
  • 右図は不織布マスク等を装着した模式図

Expectations

  • 現在はプロトタイプを自作し試用中
  • 本フレームを製品として開発・製造・販売するパートナー企業を募集中

Patents

特許および意匠を出願中

Researchers

三田恭義 医員(千葉大学附属病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科)

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