私たちは、一般的な卓上/携帯スパイロメーターの呼吸機能検査データから、
ガス拡散能(DLCO:Gas Diffusing Capacity of Carbon Mono-Oxide)を推測できるAIプログラムを開発しました。
Advantages
- DLCO値の簡易測定(推定)
- 患者・医療者の負担軽減
- COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)予後リスクの見落とし低減
- スパイロメーターの用途・市場拡大
Background and Technology
COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)予後予測等に必要なDLCO値を測定する精密呼吸機能検査は、高価な専用設備を必要とし、検査に1時間以上を要します。患者および医療者の負担が大きいため、この検査は実施されにくく、COPDの予後予測等に十分に生かされていません。より簡易なDLCO値の検査方法があれば、COPDの予後リスクの見落としが減り早期の治療対策等が可能になります。
私たちの開発したAIプログラムおよびそれを搭載した卓上/携帯スパイロメーターは、一般的な呼吸機能検査によるDLCO値の推定を可能にし、COPD予後予測等を可能にします。
Expectations
私たちは、スパイロメーター製造販売企業等と協働し、より多くの臨床データを蓄積し解析精度を高めて、本技術を実用化することを希望しています。そのような協働に興味を持つパートナー企業を求めています。
Patents
特許出願中(未公開)
Researchers
佐藤 和秀 特任助教(東海国立大学機構 名古屋大学 高等研究院)
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